漁業・養殖支援

12月5日(火)

1日目

12月6日(水)

2日目

座長:廣野 育生

2023年12月5日(火)

漁業① 13:30~14:10

演 題:

PAV耐病性エビ家系活用についての取り組み

時 間:

13:30~14:10(40分)

登壇者:

沖縄県海洋深層水研究所 研究員 / 與那城 由尚 氏

[略 歴] 学生時に微細藻類の分離培養、系統分類等の基礎研究、増殖や有用物質の探索等の応用研究を行う。卒業後沖縄県水産海洋技術センターで4年間オキナワモズク等海藻類研究を行う。沖縄県海洋深層水研究所へ異動し、クルマエビに関する研究に携わる。主な研究テーマはクルマエビ新系統の作出と生残に及ぼす環境要因の推定を行う。

[内 容] 沖縄県のクルマエビ養殖は生産量485t、産出額23億円(令和元年)と日本一を誇り、重要な産業となっている。近年PAV疾病対策が課題となっており、その対応策として水産技術研究所が選抜した耐病性家系を用いて実用化試験を行う。

漁業② 14:30~15:10

演 題:

180Lの海つくり

時 間:

14:30~15:10(40分)

登壇者:

(株) 養殖屋 代表取締役 / 前田 勉 氏

[略 歴] 最終学歴: 愛知工業大学 応用科学科 卒 、真珠養殖事業(1950)、アコヤ貝岩ガキ種苗生産事業(1990)、海ぶどう陸上養殖事業(2008)、海ぶどう完全閉鎖循環式室内養殖事業(2021)

[内 容]

漁業③ 15:30~16:10

演 題:

塩水を用いたアクアポニックスについて

時 間:

15:30~16:10(40分)

登壇者:

東京海洋大学 海洋生物資源学部門 准教授 / 遠藤 雅人 氏

[略 歴] 1975年埼玉県生まれ。東京水産大学水産学部卒。同大学院水産学研究科博士課程修了。博士(水産学)。2004年東京海洋大学海洋科学部助手を経て、2007年同助教、2019年より現職。専門は水族養殖学。

[内 容] アクアポニックスとは、閉鎖循環式養殖と水耕栽培を組み合わせた物質循環型の食料生産形態である。これまでのアクアポニックスは淡水のシステムに限られてきたが、海産養殖魚のシステムへの導入には更なる技術開発が必要となる。本講演ではこれまで我々が行ってきた塩水を用いたアクアポニックスの研究について紹介を行う。

2023年12月6日(水)

漁業④ 11:10~11:50

演 題:

DHAを生合成可能な水産動物の探索とその利用

時 間:

11:10~11:50(40分)

登壇者:

東京海洋大学 学術研究院 海洋生物資源学部門 助教 / 壁谷 尚樹 氏

[略 歴] 1986年東京都生まれ。東京海洋大学海洋生物資源学部卒。同大学院海洋科学技術学研究科博士課程修了。博士(海洋科学)。2016年日本学術振興会特別研究員(東京大学),スターリング大学(スコットランド)訪問研究員を経て、2019年より現職。専門は水族栄養学,脂質生化学。

[内 容] 海産魚の必須栄養素であるEPA・DHAを持続的に供給し続けるためには,自らEPAやDHAを生産可能な生物を有効的に利用することが重要である.そこで,これら有用な栄養素を自ら生合成可能な新規動物群の特定を実施した.本セミナーでは,それら生物の水産増養殖の利用への展開についても述べる.

漁業⑤ 13:00~13:40

演 題:

陸上養殖に関する実態調査、届出制の状況等について

時 間:

13:00~13:40(40分)

登壇者:

水産庁 増殖推進部栽培養殖課 栽培養殖専門官 / 大門 高久 氏

[略 歴] 令和5年4月1日、水産庁増殖推進部栽培養殖課。同年7月1日より現役職。

[内 容] 令和4年度陸上養殖実態調査委託事業の結果、令和5年4月1日に施行した陸上養殖業の届出制の状況等についてご説明いたします。

漁業⑥ 14:00~14:40

演 題:

沖縄における陸上養殖の可能性と課題について〜琉球大学COI-NEXTプロジェクトの取り組みを例に〜

時 間:

14:00~14:40(40分)

登壇者:

国立大学法人琉球大学 共創拠点運営部門 特命准教授 / 平塚 悠治 氏

[略 歴] 2008年に琉球大学理工学研究科化博士課程を修了した後、沖縄県内の産官学の水産部門にて熱帯性魚介類の増養殖業務に従事。2022年に琉球大学COI-NEXTプロジェクトに加わり、農水一体型陸上養殖システムの開発や、陸上養殖の普及に向けた地域貢献活動に取り組む。

[内 容] 琉球大学COI-NEXTプロジェクトでは、水産と農業と再生可能エネルギーを組み合わせた農水一体型サステナブル陸上養殖システムの開発を進めている。本講演では、プロジェクトの実証試験や地域連携から明らかになりつつある、沖縄における熱帯性魚介類の陸上養殖に関する優位性や課題について述べる。

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