沖縄ニュース 沖縄県の農水産業の課題 「台風対策」

2020年08月04日

沖縄は台風の常襲地帯であり、毎年、強風・潮害により農水産物に甚大な被害が発生しています。年平均では、7.4個の台風が接近し、毎年の農水産業の被害額は約21 億円にも及ぶことが報告されています。

農水産作物およびハウス等の農業施設への被害、さらには、施設の倒壊や倉庫の浸水への復旧に長時間を要することが経営を圧迫し、生産者が新規作物の導入や施設栽培を断念する等の影響も出ています。農業施設は、簡易なパイプハウスが多く、生産者は台風リスクを避けるため、8月~10月の収穫できる農産物は、作付けが極端に少なくなるのが現状です。水産養殖でも、クルマエビの生産量日本一を誇る久米島にて、台風による停電により、養殖池に酸素を送ることができず、約80万匹のクルマエビが酸欠死し、4千万円相当の被害が出ことも報告されています。

台風による被害を軽減するため、枝・株の固定、ネットの被覆、病害虫対策、排水対策、施設の補強、発電機等、補強や耐性に関する資材や機器等のご提案をお待ちしております。

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