沖縄ニュース 沖縄に於ける陸上養殖の可能性

2020年07月15日

 

沖縄県の水産業は、モズク、海ブドウ等の海藻類、マグロ類、ソデイカ等の沖合漁業が主たるものですが、約10回/年間も襲来する台風の影響を受けやすく、観光業との共生、自然環境保護の観点等からも、管理可能な陸上養殖への潜在的な要望は高い地です。

ハタ、カキ、アカジン、アワビ、海ブドウ等では、陸上養殖における研究・挑戦が続けられており、最近では、琉球大学工学部と糸満市、そしてコンピュータサービス企業が連携し、IoT技術(モノとインターネットを結ぶ)で海ブドウの陸上養殖に成功との嬉しいニュースが報じられました。

或る陸上養殖業者は、「土地価格は高騰しているが、県や地域の支援もあって、陸上養殖への挑戦には、良い環境です。温度管理、養殖後の鮮度管理の高度化が図れれば、アジアへの輸出にも可能性を感じています」とのことでした。

全国では、サクラマス、サーモン、クエ等の陸上養殖が続々と進んでおり、何よりクルマエビで養殖の基盤がある沖縄、可能性は大いに有すると感じられています。ここに向けた陸上養殖技術、温度管理技術、そして鮮度保持技術等の本技術展に於ける提案をお待ちしております。

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